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<<   作成日時 : 2007/11/28 23:59   >>

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クジラ救出作業中の死亡事故で減免署名約8300人(11月28日 産経新聞
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行政主導の作業で発生した事故の過失責任を、なぜボランティアが負わなければならないのか−。愛媛県宇和島市の大内漁港で今年3月、クジラの救出作業中に起きた事故責任の所在をめぐり、地元では疑問の声が沸き上がっている。救出作業では、手伝っていた男性1人が海に転落して死亡し、宇和島海上保安部は同じ船に乗っていた別の男性を業務上過失致死容疑で書類送検した。しかし、そもそも2人はボランティア。負わされるべき責任があったのか。地元ではこれまでに、処分の減免を求める約8300人の署名が集まった。


 ■善意の作業


 「(行政側に)手伝ってほしいと言われ、助けになればと思って善意で協力した」。刑事責任の嫌疑がかけられている地元漁協の元参事の男性(51)はこう振り返る。


 3月12日夜、珍事が起こった。リアス式海岸が続く宇和島市から西へ約10キロの同漁港に、推定体長約15メートル(体重約30トン)のマッコウクジラが迷い込んだのだ。翌13日朝から、県や市、海保、漁協関係者らが専門家らと合同会議を開き、浅瀬から沖合にクジラを救出する方法が検討された。


 この会議では、クジラを湾外にえい航する方法のほか役割などが決められ、作業中にクジラの尻尾に近づかないことが確認された。ただ、県や市、会議に参加した海保の職員もライフジャケットの着用などは呼びかけず、万一の事故が起きた際の救助隊を準備することもなかった。


 午後2時ごろに始められた救出作業には元参事も小型船(3人乗り)に乗り込んで手伝った。


 会議で決められた左右の胸びれにロープをかけて引くという方法ではロープが2度、外れた。このため元参事は、ロープを締め付けないようにして胴体にまわすかけ方に変えてえい航中、突然、クジラは大きく尻尾を振って動き出した。


 深みにさしかかったためクジラは自力で泳げると思ったのか、ロープのかけ方が気に入らなかったのかは分からない。またたく間に小型船は大きく揺さぶられ、乗っていた真珠養殖業の男性=当時(58)=が海に投げ出され、続いて元参事らも転覆した船もろとも海中に。元参事は助かったが、男性が水死した。


 ■過失の所在



 水産庁が平成16年10月に作成した「鯨類座礁対処マニュアル」では、現場の市町村が現地対策本部を設置し、指揮するよう規定。マッコウクジラなどの大型クジラの場合は「原則としてボランティアを参加させないことが望ましい」としている。

 しかし、実際には現地対策本部は設けられず、元参事ら漁協関係者もボランティアで参加した。県も市も「(当時は)みんなでクジラを助けてやろうという雰囲気だった」と今では言葉を濁す。


 一方、事故から半年後の9月、宇和島海保は元参事を業務上過失致死容疑で書類送検した。


 元参事が「船をクジラの尻尾に近づけない」との注意を守らなかったことや、独断でロープのかけ方を変更したことが「過失」にあたり、その結果、クジラが暴れ出す状況が生じた−と結論づけた。行政側の責任については不問とした。


 ■責任の明確化


 同海保の処分に対し、地元住民らからは「なぜ行政の責任が問われないのか」「行政に責任がないならば、元参事にも責任はないはずだ」との不満が噴出。「作業の安全を確保しなかった県や市の“不作為”に責任はないのか」というのだ。


 住民らの素朴な疑問に同海保は「(県や市は)当時の状況から事故の危険性を予測できなかった」と説明する。一方で、元参事の書類送検については「死亡者が出た以上、必ずどこかに過失があった」と強調した。


 しかし、白鴎大学法科大学院の土本武司教授は「刻々と変化する状況の中で、善意の立場でベストを尽くしたとすれば、元参事に過失を問うのは難しい。マニュアルなどで責任が明確になっていない以上、だれにも刑事過失責任を問えないこともある」と話す。


 そのうえで、水産庁に対し「本件を契機に問題点を洗い出し、より具体的なマニュアルを整備すべきだ」と指摘した。


 書類送検を受け、検察庁が元参事を起訴するのかどうか。今後は検察の判断に焦点が移る。

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そんなに誰かのせいにしたいなら、クジラが暴れて人が亡くなったらクジラのせい、癒着胎盤で人が亡くなったら癒着胎盤のせいなのでは?誰も悪くなくて、人が死んではいけないのか?医療の安全を確保できない病院や行政の“不作為”に責任はないのか?

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>死亡者が出た以上、必ずどこかに過失があった

この考え方はなかなか根深いものがありそうですね。台風や地震で犠牲者が出ても、誰かが逮捕されるわけではないのに、どうしてでしょう。

行政は責任を取らないけど、民間には取らせようと言うことなんでしょうね。
bamboo
2007/12/02 14:27
業務上過失よりも、行政の不作為の方が、責任は大きいと思うのですけどね。

何だか最近の日本は、病気で死んだり、寿命で死ぬのにも、誰かが責任を負わなければならない雰囲気です。
kame
2007/12/05 21:13

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