妊娠同意書
備えあれば憂いなし。妊娠前から準備をしておけば、出産難民や、かかりつけ医のない妊婦を減らせるのではないだろうか。
【妊娠同意書・説明書】
医療技術の進歩により、妊娠・出産における安全性は、劇的に改善しました。
しかし、それでも妊娠・出産で生命を落としたり、後遺症を残したりすることはあり得ます。
<生命に関わること>
出産に関わる母子の安全の指標として、以下の2つものがあります。
1 周産期死亡率:妊娠22週~生後1週間未満の胎児・新生児の死亡率
1985年には64人に1人が亡くなっていたものが、2005年には208人に1人と、
20年間で死亡数が1/3以下に減少しています。
2 妊産婦死亡率:妊娠中~出産後42日未満の死亡率
1940年には430人に1人亡くなっていたものが、2005年には17000人に1人と大幅に改善し、世界でもトップレベルの成績です。
しかし、このように現在でも、
妊娠・出産において生命を落としてしまうお母さん、赤ちゃんがいます。
<健康に関わること>
妊娠は病気ではありませんので、経過が順調であれば、普段と同じ生活が望まれます。
しかし、思わぬ合併症が起こり、入院を要することもあります。
以下、頻度の多いものを示します。
1 重症妊娠悪阻:重症化すると、脳に障害を起こすことがあります。
2 切迫流産・切迫早産:早産になった場合、赤ちゃんが長期入院を要したり、障害を残すことがあります。
3 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群と改名):未熟児になったり、母体に高血圧、脳障害などの後遺症を残すことがあります。
4 前置胎盤、低位胎盤:大出血になったり、止血ができないケースでは子宮摘出を要することがあります。
以上のように、妊娠・出産にはトラブルが潜んでおり、
ひと度発症すると、取り返しのつかない場合もあります。
母子共に、健康で出産を迎えるために、以下のことをご理解・遵守下さい。
① 妊娠中はしっかりと自己管理して下さい
お腹の中にいる赤ちゃんを守ってあげられるのは、お母さんしかいません。
体重管理には充分気を配って下さい。体重が増えすぎると、産道にも脂肪がついて、
赤ちゃんはより狭いところを通らなくてはなりませんので、苦しい思いをすることになります。
また、脂肪がつくと、お産の時に産道が裂けやすくなります。
味の濃いものは控えて下さい。血圧上昇につながることがあります。
喫煙は論外です。赤ちゃんの顔に煙を吹きかけるのと同じと考えて下さい。
② 分娩時の医療行為をご理解下さい
頻度の多いものとして、会陰切開、陣痛促進剤、吸引分娩あるいは鉗子分娩、帝王切開があります。いずれも母子の安全を守るために行うもので、不必要に施行することはありません。
③ 妊娠・出産は本来命がけの行為です
何人ものお母さんと赤ちゃんが、お産で生命を落として来た教訓を経て、
現在があることを忘れないで下さい。
上記事項をご承諾頂いた上で、妊娠をご希望される場合は、以下にご署名下さい。
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○○病院長殿
私は上記事項に承諾の上、妊娠した場合は、○○病院での出産を希望します。
平成_年_月_日
ご署名___________
--------------------------(ななのつぶやき/分娩同意書 より)
ブログ上では、妊娠免許のアイディアも見たことがある(が、どこにあったか探せなかった)。妊娠学校で教習を受けて、学科試験と実技試験(?)に合格したものだけが妊娠できる。試験合格のためには「かもしれない妊娠」を心掛けるのがコツだ。もちろん、無免許妊娠、飲酒妊娠や産み逃げは厳罰。普通妊娠免許・大型妊娠免許とか、帝王切開限定とか種別に分けるのも面白い。
この記事へのコメント
普通は妊娠を疑ったら病院にいくのが当たり前だと思います。
妊娠は病気じゃないと言う方もいますが、そういう方に限って、何かあると医者を訴えるんだよなー
先日搬送した患者で、既往歴なし(本人の話ですが)
と報告したら、検査でいろいろボロボロでてきました。
Drより、既往歴なしではなく、検診歴なしが正解かな!
そのとおりです。
最近、救急車を利用する方は・・・・・・・・・・